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筒美京平ソロ・ワークス・コレクション-キング編~ポップ・スタイル筒美京平ソロ・ワークス・コレクション-キング編~ポップ・スタイル
筒美京平
キングレコード
発売日 2006-04-26




オフタイムのBGMに、“昭和元禄気分”のドライブに、どうぞ。 2006-05-04
童謡・抒情歌の数々を、流麗なストリングスをバックに、フロイド・クレイマー調の心なごむタッチでプレイしている68年のアルバム『ピアノが歌う 幼い日』と、京平さんの自作曲も少なくない68・69年の『チェンバロ・デラックス』シリーズ3作の、あわせて4枚のインスト・アルバムを全曲収めた2枚組。今回聴いてみて、特に『幼い日』のしみじみとした感じは、かなり新鮮なものとして響いたし(父や母にも聴かせたかったな…)、『チェンバロ…』の方では、曲によってはヴォーカル入りのオリジナル版より聴きやすく仕上がっているものもあったりして、なかなかに楽しめた。

京平さんのプレイは決してでしゃばり過ぎることなく上品で、でも時にはバリバリ弾いて圧倒されたりすることも。またアレンジのセンスも抜群で、「七つの子」のエンディングにシーカーズの「ジョージー・ガール」のイントロがかぶさってきたり、平尾昌晃作曲「知らなかったの」のイントロ部分に、やはり平尾作品であり、自作自演で大ヒットした「星はなんでも知っている」の独特なリズムの刻みを持ってきてみたり、といった遊び心が楽しい。全体を通して、オフタイムのBGMとしておすすめできる2枚組であり、またカーステで流して“昭和元禄気分”のドライブを楽しむ、なんていうのも、ちょっといいんじゃないだろうか。

なお、『チェンバロ…』シリーズに関しては、94年にコモエスタ八重樫氏のコンパイルによるナイスな編集盤『TOKYO SOFT VIBRATIONS』が出ており、そちらの商品ページにもカスタマーレビューを書かせていただいているので、あわせてごらんください。


さらに詳しい情報はコチラ≫


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